ビアレッティマキネッタ用推しストーブ 2023.05.02
SOTOのストーブでモカエキスプレスを沸かしてみる
普段、家のガスコンロでモカエキスプレス1カップ用を愛用してラテを楽しんでいますが、初めてモカエキスプレスを使用した際は、強火で熱し過ぎてハンドル部分を溶かしてしまいました…
そもそものモカエキスプレスの使用方法は、本体に水とコーヒーの粉をセットし、火にかけて、蒸気圧でお湯がコーヒー粉の入ったバスケットを通過することで、エスプレッソコーヒーを抽出します。
モカエキスプレスのサイズ展開は1カップ用から18カップ用までの間で8展開あり、コーヒーの抽出量によってサイズを選ぶことができます。
今回は家のガスコンロではなく、SOTOのどのストーブが私が愛用しているモカエキスプレス最小サイズの1カップ用と相性良くコーヒーを淹れられるかを検証します。
検証するストーブはこちら
私のモカエキスプレス1カップ用はビアレッティ製品の中でも最小のサイズなので、一人でコーヒーを淹れるのにコンパクトで手軽なストーブをピックアップしてみます:
相性チェックポイント
今回私が重視する検証ポイントは3点:
1.モカエキスプレスがゴトクに安定して載ること
→モカエキスプレス1カップ用の底面は直径約7センチ。ゴトクに載せられないと始まらない!
2.火力調整がしやすいこと
→火加減としてモカエキスプレスの底面からはみ出さない程度の弱火から中火が推奨されているので、火力の調節はマスト!
3.ハンドル部分が熱で溶けないこと
→家のガスコンロで既に溶かしてしまったので、ストーブでは溶かしたくない!
検証スタート
まずは各ストーブにモカエキスプレス1カップ用を安定して載せられるかを見ていきましょう。
ゴトクでモカエキスプレス1カップ用の径を支えられたのは…
ウインドマスター SOD-310の3本ゴトクと4本ゴトク、アミカス SOD-320、そしてレギュレーターストーブ ST-310の4台に、モカエキスプレス1カップ用が載せられました。
さらに安定感を見ていくと、ゴトクが1本多い分、4本ゴトクの方が3本ゴトクよりもモカエキスプレスの設置に安定感が出ます。
一方、この2台ではゴトクにモカエキスプレス1カップ用は載りませんでした。
マイクロレギュレーターストーブ SOD-300SとレギュレーターストーブFUSION ST-330 では、モカエキスプレス1カップ用がゴトクに載らずに直接火口の上に載ってしまいました。1カップ用より大きいモカエキスプレスであればこれらを使用できると思いますが、今回は残念ながら使えませんでした。
次は火にかけて火力調整をみていきましょう。
まずはレギュレーターストーブ ST-310
レギュレーターストーブは火口がドーム型のため、光や風の通りが良く、日中の明るい状況では火が見えづらくなり、火加減の調整が難しかったです。さらに、このドーム型火口の形状的な特徴により広範囲に炎が広がるため、モカエキスプレスを使用する際は強火にならないよう注意が必要です。
続いて、ウインドマスター SOD-310の4本ゴトク
ウインドマスターは火口がすり鉢状であり、フチ部分が風防として立ち上がっている構造になっています。そのため、横風が侵入しにくく、炎がモカエキスプレスの直径をはみ出しにくいので、ハンドル部分も溶けません。また、ゴトクとフチの間の間隔が狭いことで影ができ、炎がよく見えて火加減が調節しやすかったです◎
そしてアミカス SOD-320
ウインドマスター同様、すり鉢状の火口でフチがあるため、炎が真上に立ち上り、モカエキスプレスの底面からはみ出すような強火になることがありません。逆に、ウインドマスターよりゴトクとモカエキスプレスの底面との隙間が広いため、光が入りやすくなり、ウインドマスターより若干炎が見えにくくなりました。
最後の検証事項はハンドルの溶解問題。
アミカス SOD-320、マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310、レギュレーターストーブ ST-310共に、加熱し過ぎてハンドルが溶けるというようなことはありませんでした。さらに、ハンドル部分を風上に向けてストーブに置くことで、熱による溶解をより防ぐことができます。
モカエキスプレス1カップ用と相性の良い、SOTOの推しストーブ
モカエキスプレス1カップ用がゴトクに載り、容易に火力調整ができ、ハンドルが溶けないこれらの条件を満たした、私の推しストーブはこちらに決定!
マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター(4本ゴトク) SOD-310
ウインドマスターは、私の検証ポイントである、モカエキスプレスがゴトクに安定して載ること、火力調整がしやすいこと、ハンドル部分が熱で溶けないこと、これら3点全てを満たしました。中でも、すり鉢状の火口周りにフチがあることで、それ以上燃焼範囲が広がらずに一定の火力をキープ、炎を目視しやすいので火力が調節しやすい、ということが決め手となりました。
次に炎が目視でき、火力調節がしやすかったアミカス SOD-320を、2位に挙げたいと思います。
SOTOのストーブで外で手軽にコーヒーを
今回はビアレッティのモカエキスプレス1カップ用と相性の良いストーブを検証しました。
推しのウインドマスターは、最小サイズのモカエキスプレスを安定して置くことができ、明るい場所でも火力調節がしやすかったです。今回私は家のガスコンロよりも、SOTOのストーブを利用した方がスムーズにコーヒーを淹れられた印象です。
皆さんもSOTOのストーブで、手軽に外でのコーヒーを楽しんでみてください。